宮本光

2008年 バルニバービ入社
以降、様々な業態の料理長を歴任
現在はバルニバービウィルワークス取締役

Q.「最高のサービス」とは?

自分はバルニバービに入社し、料理を作る上で『大切な事』を学びました。そしてそれが自分が思う料理人として出来る『最高のサービス』だと思っています。
それは、『お客様に本当に届く(伝わる)料理を作る』という事です。
僕らのお店はお店ごとにコンセプトが違い、客層や、来店時のお客様の面持ちも様々です。そこに寄り添い、その状況毎に合わせた提供方法や、スピード。また味付けを柔軟に変化させてお客様に喜んで帰ってもらう事だと僕は考えています。修行時代にフランス料理をやっていて、入社した当時はお客様の状況など考えもせず、ただ自分が作りたいと思う料理を作り、言わば自己満足をしてしまっていたのを、当時のシェフに指摘されその時から意識する様になりました。ホールに出て、直接お客様と話しているサービススタッフと連携を取り、最高のタイミング、温度、量、提供方法で最高に美味しい料理を作る。そんな事を毎日毎日、コツコツと積み上げていく事。それが僕にとっての最高のサービスです。

Q.他の誰にも負けないと思う自分の強みは?

自信がある事は3つあります。
1つは『柔軟性』に長けている所です。
勤務していたシエロイリオは、多層階のレストランで一般営業は勿論。WDや企業パーティ、記念日などのフルコース料理、テイクアウトにケータリング。etc… いろいろな事を同時に一つの厨房で行っていたので、時に色々なイレギュラーや急な変更。などが多々ありました。そんな日々を過ごしていく中で、瞬時の対応力や、急な変更などに対しての柔軟性には自信があります。
2つめは『オペレーション能力の高さ』です。
上記にも書きましたが、色々なことが同時に起きるかつ席数も非常に多いレストランであった為、オーダー数や同時に調理する物が必然的に多くなり、オペレーションが重たくなります。しかし、どんなに忙しくても、それに対応する自信があり、尚且つどんなに忙しくなってもイレギュラーになっても、平常心を常に保った上でいつもと変わらない自分で営業をする事が出来る。その部分は誰にも負けない位、自信がある部分です。
3つめは『楽しく仕事をする職場作り』です。
ただ単に、ふざけあって楽しい。とかでは全くなくて、真剣に物事に取り組んでいるのを大前提に楽しんで仕事をする環境を作る事です。ただこれは、僕だけの力では難しく、店長との取り組みが重要だとも感じています。

Q.これからチャレンジしたいこと、突き詰めたいことは?

チャレンジという意味では、新メニューを作る時は毎回チャレンジを繰り返しています。
今まで使っていなかった食材を使用したり、新しい組み合わせを試したり、洋食のお店ではありますが、和の食材を多く使用してみたり…。 コロナ禍になってから、それこそ今まではやった事のなかったテイクアウト やデリバリー。ECサイトの料理開発など色々チャレンジもしてきました。2021年の年末には初めて『おせち料理』にも挑戦!非常に勉強になりました。そういった意味では、やった事にない事や新たなチャレンジという事は日々積極的に取り組むタイプなので、これからも様々な事にチャレンジしていきたいと考えています。地方創再生プロジェクトなども始まっていく中で、また新たな発見や挑戦が待っているのだろうとワクワクしています。
突き詰めていきたい物としては上記の様な『料理人として料理と向き合う事』。
もう一つは社歴も長いこともありますが、『社会人としてスタッフの育成』まだこの会社の楽しさ、この仕事の楽しさに気付いていないスタッフにそれを伝えて行く事。
そんな事を突き詰めて、日々をコツコツ積み上げていきたいと考えています。

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